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自分は素晴らしい存在

投稿日:2017年4月6日

前回、あなたの体の元素は星々の元素と同じであるという話をしました。今回は目に見えない「心」のことについて説明してみたいと思います。

生まれる前、わたしたちは大きな命(魂)という海に、自他の区別なく存在していた、と仮定してみましょう。
新たに生まれてくる命は、波しぶきの水滴一つのようなものです。人の一生はザブンという一瞬のうちに、生まれて消えていきます。

生まれた瞬間は、自他の区別がつかず、自分はまだ海だと思っていますが、実際は海から切り離された一滴の水なので、全てのことが思い通りになリません。保護者の助けを借りないと、空腹感も、
ウンチの不快感もどうすることもできません。自分一人では生きていけない無力な存在だ、という前提ができあがります。

他の水滴たちと関わることで、思い通りにならない別の存在がいることを認識し、自我が確立していきます。
自分と他の水滴たちの違いを、強く意識すればするほど、かつて持っていた海との一体感は薄れていきます。

孤独感、不足感、不安感、恐怖心などの自分が海であることを忘れてしまったときに出るマイナス感情です。
成長すると、自我が主体となり人生を進んでいきますが、自我には自己否定の要素があるので、
必ずいくつかのつまずきを経験します。通常はそのまま、水の一滴として海に帰って自我の一生を終えます。

つまずいた時に強烈な自己否定をした場合、認識がグルンとひっくり返って、自分は海だったと気づく人もいます。
また自分は海であることを少しずつ学ぶ場合もあります。

病気や悩み、苦しみは、それを経験している人にとっては重大な問題です。問題に意識をフォーカスすればするほど、
自分が海であるという認識からは遠ざかっていきます。自分が海であると気づくことで、問題が単に「解決すべきこと」ではないことに気づきます。「問題」と思っていたことが「実は、問題ではなかった」「自分は既に満たされていた」ということに気づくための絶妙な方法なのです。

<競い合うからがんばる がんばるから孤独になる>

この水の一滴の物語を具体的に応用してみましょう。あなたは本来、その存在自体がとても素晴らしいものでした。
生まれてきて、お母さん(保護者)に世話をしてもらってはいましたが、親の助けがあれば、
なんでもできる気がしていました。成長して外の世界に出ると、他の子どもたちと比較され、競争することを学びます。
お母さんも、わが子の将来を思って、ときに厳しく接するようになります。他の子ども達に負けないように、
もっとがんばれば幸せになれる、と教えられます。自分もお母さんに認められたい、認められて母親を笑顔にしたい、
と思います。がんばれば母親を笑顔にできる(かもしれない)というプログラムができあがります。
学校や社会に出ると、このプログラムは親以外の人にも適用されるようになります。
みんなに認められなければならない、がんばり続けなければならないと思ってしまいます。
このプログラムには、自分は十分な存在ではなく、がんばらなければ報われない、という自己否定が含まれているので、
いくつかのつまずきを経験します。

ここで、自分は孤独な存在である、という認識から脱することができれば、問題をなくすことができます。
すべてのものとつながった存在であること、孤独な存在ではなく、大いなる存在の一部であり、
大いなる存在そのものであることを思い出すと問題が消えてなくなります。

自分は孤独でちっぽけな存在ではなく、大いなる存在(宇宙またはサムシングレート)の一部である、
ということを思い出すイメージトレーニングをしてみましょう。

孤独な一滴の水が、海に溶けあって無限に広がっていくところをイメージしましょう。
自分自身が海であると感じてみましょう。海は、魂でもあり、宇宙でもあり、サムシングレートでもあり、
大きなエネルギーのようなものでもあります。
潜在意識は、そのことを知っているので深いリラックスを得ることができます。

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