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自我を溶かして宇宙と一体になる

投稿日: 2017年3月10日

前回、自他の境界をなくして統合する、というお話をしました。その方法として、自分の短所を肯定することで自分の内面を統合するということを説明しました。
今回は、「自我を溶かして、自分と外界を統合するワーク」をやってみましょう。

自我は、自分を外界や他人と区別する意識です。自我が強く働くと、自分以外は敵だと感じるようになってしまいます。
おそらくこの働きは、大脳辺縁系の扁桃体が司っていると思われます。
扁桃体は「好き・嫌い」や「快・不快」の判断をしているといわれています。
扁桃体が「不快」と判断すると、アドレナリンなどのストレスホルモンが放出されます。
結果、血流の悪いところができ、冷えて免疫力が低下します。その逆をしてみようというのが今回のワークです。

<私たちを形づくる元素は宇宙から生まれている>

話は変わりますが、私たちの体を構成する元素がどのようにできたか考えたことがありますか?

今、私たちが生きているこの宇宙の始まりに、ビッグバンがありました。
ビッグバンの直後に合成された元素は、水素、ヘリウム、リチウムなどの比較的軽い元素だけでした。
これらの元素が集まって第一世代の星が誕生します。それらの星の内部で核融合反応が起きて、炭素、酸素、窒素などの少し重い元素が合成されます。また、もっと質量の大きな星では、珪素や鉄などのさらに重い元素も作られます。

鉄は元素としてとても安定しているため、恒星の内部では鉄以上の重い元素は合成されません。
太陽より8倍以上の質量をもった大きな恒星は、内部の核融合の原料を使い果たすと、膨張する力がなくなり、中心に向かって圧力がかかります。
その圧力が臨界を超えると、中心部の重力崩壊が起こり、超新星爆発を起こします。
その瞬間に様々な元素の合成反応が進み、金・銀・銅や、その他の鉄よりも重い元素が作られ、宇宙空間に飛び散っていきます。宇宙空間にばらまかれた様々な元素は、時間をかけて徐々に集まり、次の世代の星の材料になります。このようなプロセスを何世代も繰り返すことで、宇宙に様々な元素が生まれていきます。私たちの体を構成する元素も、気の遠くなるような時間を経て作られてきた、星の一部だということがわかると思います。

この宇宙に存在するすべての物質が、ビッグバンから生み出され、恒星や惑星となり、私たち地球の生命につながっているのです。

<宇宙は私、私は宇宙>

前置きが長くなりましたが、以上のことを念頭において、境界をなくすワークをしてみましょう。

すべての人、生きものが同じ宇宙に存在し同じ材料を共有する、大切な仲間とイメージをふくらませましょう。

生きもの以外のものも、同じ材料を共有する仲間です。この地球や太陽、夜空に輝く星たちも、大切な仲間だとイメージをふくらませます。

次に、その仲間たちが自分のことを応援し、パワーを送ってくれているとイメージしましょう。

そのパワーを受け取ったとき、自分自身がパワースポットになり、宇宙と自分が一体であると感じられます。

自他が一体となった状態。梵我一如、ワンネス、ノンデュアリティ、アルファでありオメガ、神人合一の一端を垣間見ることができます。この状態になると、扁桃体の偏りが消えて、ストレスホルモンが減り、治癒力が発揮されます。
地球の資源も、宇宙の壮大な営みから生み出された恵みであり、自分の体の一部です。大切に扱いたいですね。

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