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統合医療やまのうち小児科・内科

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水からの伝言 前半


湖の水面がピターッと鏡のように静まっている……そんな心の状態になった事があります。

高校生の時、勉強がいやで、何とかして楽に、
効率よく勉強する方法はないかと色んな本を読んでいて
(そんな暇があれば単語の一つでも覚えろよっ! というツッコミはなしで)、
その時「自律訓練法」というものが存在することを知りました。

 

早速、実践してみたのですが、最初はなかなか集中できません。

雑念が多すぎてうまくリラックスができないのです。

ベッドに横になって、手だけリラックスする練習、足だけリラックスする練習、
と少しずつ練習を重ねました。

そして何度か繰り返しているうちに、冒頭のように心がシーンと静まる体験をしたのです。

雑念がなく、ただリラックスしている状態でした。

しばらくその状態を楽しんでいましたが、ふとこのまま戻らないかも?と思ったら、
その状態から抜けてしまいました。

その爽快感と好奇心で、しばらく自律訓練法を繰り返しましたが、
心がシーンと静まる感覚はなかなか再現できませんでした。

今思えば、その状態になりたいという欲が強すぎて、ダメだったのだろうと思います。

 

瞑想すればそうなれるかも? と思い、瞑想についての本を読んで実践したり、
リラックスする音楽を聴きながら、気持ち良い自然の中にいるイメージをしてみたり、
試行錯誤していました。

瞑想もイメージングも、それぞれにある程度リラックスはできるのですが、
あの時のようにはできませんでした。

その後、何年も経ってから、想念観察という瞑想法を知りました。

想念観察を断続的に実践していたある時、深い瞑想状態になり、光のイメージを見ました。

おそらく魂の光をイメージとして見たのですが、すべての魂は大海でつながっていて、
ひとりひとりの人間は大海の上の波のようなものだと感じました。

大海は全てを肯定し、全てを受け入れる、愛そのもの。

ひとはみな、その愛そのものであるのに、波の形や大きさや色を気にして比較し、
ないものを探して欲しがったり、批判したりする存在だと気づきました。

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