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統合医療やまのうち小児科・内科

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「腸」のおはなし7
 
腸を大切にするための5つのこと
1.
食事はゆっくりよく噛んで食べる。 
2.冷たいものを飲んだり、食べたりしない。
3.食事中はお茶やお水をたくさん飲まない。
4.食事は楽しんでいただく。
5.農薬、添加物は食べない。

5.農薬添加物は食べない。

(前回からの続き)
 「農薬や添加物が体に悪いことはわかっているのですが…。」
 「みんな添加物の入ったものを食べているし、お店にもいっぱいありますよね。」
 なるべくナチュラルな生活をしてくださいね、と診療中に食事や生活習慣の改善の方法をお話しすると、このような患者さんの声をよく聞きます。
 確かに普通のスーパーには、農薬や添加物を使用した食材がいっぱいです。農薬や添加物は体に悪いことも事実です。その感覚は間違いではありません。

 少しインターネットで検索すると農薬や添加物による様々な害を調べることができます。例えばミツバチの数が激減した原因ではないか?と言われているネオニコチノイド系農薬ですが、その特徴は
1.浸透性が高く、洗っても落ちない。
2.残効性が高く、農薬を使用する回数を減らすことができるため「減農薬」と表示されることがある。
3.神経毒性がある。
4.ネオニコチノイドに汚染された食品による中毒の報告がある。
5.ネオニコチノイドと有機リン系農薬をあわせて使うことで毒性が数百倍に増幅する。

など、明らかに人体に悪影響をおよぼす根拠となる情報が、ネットですぐに調べられます。またこの数年話題になっているグリホサート(商品名ラウンドアップ等)とラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物の問題も、少し検索すると大量の情報を得ることができます。TPPの問題にも関係していることも多くの人が指摘しています。添加物についても「食品添加物+発がん性」で検索して見ると、最近はとても詳しいホームページが増えています。 
 農薬と添加物が腸に与える影響ですが、元々農薬は、虫や菌から作物を守るために使用されているものなので、腸内細菌を減らすことは当然です。また、有機リン系の農薬は自律神経に対する刺激症状で嘔吐、下痢もおきるため、胃腸に与える影響は更に大きくなると考えられます。添加物についても、保存性を高めるために使用されるものは、細菌の繁殖を抑えることが目的ですので、腸内細菌を減少させる可能性があります。

 普通にスーパーに売っている加工食品や、ファストフード店で提供される食べ物が、どのような食材で作られているか?大量のCMや広告にお金をかけた時、原料にかける費用はどうなっているのか?その値段に見合った食材が使われているだろうか?もし、とても安い原材料であったとしたら、どのようにして作られているか?この疑問に答えるために、インターネットで検索してみるのも良いですが、直感でどうするべきか感じてみましょう。
1.目を閉じて、農薬をつかった作物で作られた料理を食べるシーンを思い浮かべる。
2.その時に感じる呼吸の感じ、体の緊張、口の中、胃など体の内部の感覚を感じる。
3.次に目を閉じて無農薬の作物で作られた料理を食べるシーンを思い浮かべる。
4. 2と同じようにわずかな感覚の違いを感じる。

 どちらの感覚がしっくり来るか感じてみましょう。その上で、では今日、明日のお買い物をどうしますか?是非、自分の直感にしたがって良い感じ(良い氣)がする方を選びましょう。
 このニュースレターを手にとっている方はすでに直感的に良い物を選ぶ能力が使えるはずです。後は、CMや世間の常識に流されないよう、自分の感覚を信じてください。

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