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統合医療やまのうち小児科・内科

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心に効く漢方薬2

心に効く漢方2

前回に引き続き、心に効く漢方薬を説明します。 普段の診療で、普通の風邪のよう症状でもか治りにくい時は、精神的ストレスがいかチェックすようにしています。もし精神的ストレスが強い場合は、風邪の治療だけでは免疫力がか高まらず、長引いたりこじれたりします。前回から紹介してい漢方薬どを併用して、ご自身のストレスに気付いてもらい、考え方を変えアドバイスもします。最近おすすめしてい一番簡単ストレス解消の方法は「まぁいいかぁ」と繰り返し心のかで唱え方法です。「まぁいいかぁ」ということに抵抗があ方もいらっしゃいますが、この言葉はすべての物事を肯定す前向き言葉です。マイナス感情が湧いてきたら、「まぁいいかぁ」と何度も言っていと、フーっと肩の力が抜けて、リラックスできので試してみてください。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

前回説明した桂枝加竜骨牡蛎湯に名前がとても良く似ていますが、効果も同様で基本的に考えすぎ傾向があ方に使います。頭のかで、あーでもいこーでもいと考えていたり、気になる問題があってそのことについてずーっと頭に残っていよう感じの時に使います。またほとんどの場合、睡眠が浅く夜間に何度も目が覚めたり、夢をみたりして、何時間寝ても寝足りいと感じ人が多いです。桂枝加竜骨牡蛎湯との違いは、柴胡加竜骨牡蛎湯の方がイライラした気分や焦った気分に効くようです。この処方が合いそう方に「気持ちが焦っていませんか?」「時間に追われてせかせかした感じではありませんか?」と聞くと、大抵の方が同意されます。

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

のぼせがあり、強いイライラがあときに使う漢方薬です。熱を冷ます作用が強いので、からだが弱ってい人にはあまり使いません。よく使うのは、皮膚のかゆみが強く、眠れい時。イライラと、皮膚の炎症両方に効くため症状がおちつきます。 特に胸が苦しくなるようイライラに効くようです。個人的には、飲み会の前に五苓散と一緒に飲んでおくと、酔い過ぎや二日酔いの予防になるので、重宝しています。

 

加味帰脾湯(かみきひとう)

基本的に落ち込みとイライラが共存すよう状態に合う処方です。実際の診療の時は「気分が落ち込んでいて、何か大き葛藤があ」という場合に使用します。AにしようかBにしようか迷っていて、決断できず物事が前に進んでいかい感じがす人によく合います。仕事を続けかどうか?離婚すかどうか?ど大き決断をしいといけい(or決断をしたい)が決めきれず、鬱々とす気分に効くようです。

 

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

子供の夜泣きによく使う漢方薬です。甘くて飲みやすいのが特徴です。この処方が合うキーワードは「テンションが高い」「感情の起伏が激しい」と表現できよう気がしています。大人の方には、ずっと泣き続けていたり、パニック状態になるときにとても良く効く場合があります。

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