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統合医療やまのうち小児科・内科

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子どもの心と母乳育児
今までの心の傷の話を踏まえて、日々自分の子どもに対して、その魂の光を曇らせてしまうような言葉かけや態度をしてしまっている事に気付きました。魂の光に気付いてからも、「やってしまった!」ということは時々あり、まだまだ修行が足りないと自覚させられます。やはり、純粋無垢な魂を、脅かして萎縮させてしまったり、親の都合を押し付けて、自由な心を制限してしまったり、ということは最小限にとどめたほうが良いようです。

 子どもの心の発達に関して、診療でよく相談される母乳育児についてですが、赤ちゃんの心と体の両面から考えて、なるべく母乳だけでできるのが良いと思います。胎児の間は、子宮の中でゆったり、温かい環境で過ごしていた訳ですから、誕生して突然外界に放り出されたという、セパレーション感覚は想像しただけでも、赤ちゃんにとってとても大きなストレスでしょう。母親と直接肌を密着することが、子どもにとって大きな安心につながることは間違いありません。そして、お母さんはできるだけ、5つの病因(化学物質、金属、細菌、ウィルス、寄生虫、電磁波、精神的ストレス)を減らすようにして、良いお乳を出すようにして欲しいと思います。

 ただし、母乳育児に囚われすぎて、なかなか出ないお乳で悩んで、お母さんがノイローゼのようになり、赤ちゃんはおなかを空かせている、という例もあるので、無理し過ぎないようにしてください。何を隠そう、その例とは我が家のことです。

 長男が生まれた時、当然母乳育児でいこうと夫婦ともに考えていました。出産後すぐは母乳が出にくいということも知っていたので、数日は体重が増えないのも仕方ないと思って様子を見ていました。助産院から自宅に帰ってからも、なかなか体重が増えず、助産師さんに教えていただいた搾乳の器械を使ったり、お乳が出るようになると言われている、ハーブティーやたんぽぽ茶、玄米ブラックジンガーなどで体を温めるようにしたり、色々工夫はしていました。助産師さんに胸のマッサージもしていただいていました。それでもなかなか体重が増えません。当時の写真を見ると、長男はとても細く、ぷくぷくの赤ちゃんのイメージとは程遠い状態です。少しでもできることは試してみて、毎日体重計に子どもをのせ、なかなか増えない我が子をみて、思案に暮れる毎日でした。見るに見かねた助産師さんが、豆乳のミルク「ソイヤラックネオ」を勧めてくださいました。最初は少し抵抗がありましたが、あげてみることにしました。ソイヤラックネオは自然療法の大家、東城百合子先生もオススメの豆乳由来のミルクです。東城先生の書籍では玄米クリームを混ぜるようにと記載されていたので、玄米リブレフラワーを足すことにしました。それからは、みるみると顔が丸くなって、体重も増え、あの苦労は何だったのかというくらい、スクスクと成長していきました。今も当時の最高潮に太った時の写真を、診察室の壁に貼っていますが、かなりのオデブちゃんです。今から思えば、あまり意地を張らずに、もう少し早くミルクを足してあげても良かったのかな~と思っています。

 「体に良いこと、こころに良いこと、子どものために!!」と思ってやっていることが、こだわりすぎたり、意地を張ってしまうことで、かえって弊害になってしまうこともあるという反面教師のお話でした。

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