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統合医療やまのうち小児科・内科

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非常識だけど大切なこと

非常識だけど大切なこと

非常識な医者の本音

体にやさしい医療を求める方々にとっては、当たり前の話ですが、抗生剤の多用は腸内細菌のバランスを崩し、様々な病気の原因になります。また現在、小児科や耳鼻咽喉科などで、風邪はウイルス性の疾患で、抗生剤は効かないし必要がない、と言われ、感冒症状だけでは抗生剤を処方されないことが多くなっています。

しかし、5つの病因(潜在感染、金属汚染、化学物質汚染、電磁波、精神的ストレス)の潜在感染を知り、気の流れを見て、原因を詳しく推察していくと、それほど単純なものではないことがわかってきます。例えば風邪ですが、原因はウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルスetc.)と言われていますが、マイコプラズマや溶連菌などの細菌も複合して感染していることがほとんどのようです。さらに、風邪の治りが悪い時、免疫力が落ちている時は、弱毒菌の感染である潜在感染がベースにあって改善を遅らせているようです。逆に言うと、潜在感染があるために抵抗力が落ちて、風邪のウイルスに感染しているという見方もできます。経験的には潜在感染のない病気は無いといってもいいようです。その潜在感染がどこから来るかというと、ナマモノやダニ、更には黄砂やPM2.5などの浮遊物なども原因になっているようです。

ナマモノに関しては、以前の記事にも書きましたが、初めて読む方もいらっしゃると思うのでおさらいしておきましょう。レバーの生食が禁止されたのは、平成24年でした。今後、鳥刺しも禁止されるのではないかと言われています。レバーも鳥肉も加熱しないで食べると、食中毒になる可能性があり、場合によっては命に関わります。問題はそれだけではなく、生のまま食べることで、症状があまり出ない弱毒菌も一緒に入ってきます。弱毒菌で注意するべき食べ物は、生レバーや鳥刺しだけでなく、その他の生肉、生卵、生魚、牛乳、生野菜、果物などです。生肉、生卵、生魚はしっかり加熱して、生野菜や果物は50℃洗いや低温蒸しなどの処理をしてから食べることを薦めています。

体内に住み続ける弱毒菌

ナマモノを食べた場合、体が強い人は、ある程度自分の免疫力で弱毒菌をやっつけることができます。しかし、疲れていたり、もともと体が弱かったり、農薬などの化学物質が存在すると、その弱毒菌は体に住み続けます。特にその人の体の弱い場所にひそみ、風邪や疲れなどをきっかけに複合感染を起こし、症状を悪化させます。このような弱毒菌を体内に飼ったまま、抗生剤を使わずに健康になるというは、不可能ではないかもしれませんが、現実的には難しいと感じます。そのため当院ではその時の苦痛を減らすという目的に加えて、弱毒菌の存在も考慮して、その人の気の流れをよくする方向に働く抗生剤を推測し、必要に応じて使用しています。西洋医学的にも自然療法的にも、抗生剤の使用は好まれない御時世ですが、潜在感染という大きな病因の一つと向き合い、常識の向こう側に続く道を歩んでいます。

スーパーで買ってきた野菜はドロドロ腐敗する

生野菜や果物に関しては農業の問題でもあります。現在、畑に有機肥料が大量に用いられる事が多くなっているようです。有機肥料の原料は鶏、豚、牛の糞です。糞に含まれる弱毒菌が土中にいっぱい存在すると、植物の内部にまで入り込むようです。その証拠にスーパーで買ってきた野菜や果物は、冷蔵庫で保存していても、日にちが経てば、ドロドロに腐敗してしまいます。通常、植物は放置すると腐敗すること無く、枯れるのが普通のはずです。一方、農薬も肥料も用いない自然栽培のお野菜や果物は腐敗せず、徐々に枯れていきます。奇跡のリンゴの筆者の木村秋則さんはじめ、現在少しずつではありますが自然栽培が広まりつつあります。できれば自然栽培の野菜を食べて欲しいのですが、まだ量も種類も豊富ではありません。できるだけ農薬を使っていない物を加熱して食べることをおすすめします。

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